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ケアされているご家族も受け入れる
【ケアされているご家族も受け入れる】

私がヘルパーだったころ、奥さまを介護されていた

ご主人について、今日は書いてみたいと思います。


ご夫婦(共に80代前半)二人の生活で、

奥さまは、脳梗塞で左上下肢に麻痺と軽度の認知症が

あり、介護度も高い方でした。

移動は、室内外車いすで、全ての生活活動において介助が必要な方でした。


ご主人は、奥さまに対して献身的に介護をされていましたが、

ご自身も糖尿病やその他の合併症があり、非常に疲れやすく、

思うように体が、動かない方でした。


その方の、モーニングケアとデイサービスの送り出しが仕事でした。


ご主人の性格は、非常に率直な方で、思った事をハッキリとおっしゃいます。

また、全ての事に対して「きっちり」されるご性分でした。


そのため、このご家庭で、正直、大変だったと思う事は、

全てにおいて「ご主人のケア方法で、ケアを行わなければならなかった」事でした。

そして、その方法でケアを行わなければ、

すぐに事務所にクレームが入る方でした。


例えば、おむつとパットの当て方でも、少々パットをたくさん使っても、

何枚もパットを重ねたり、

洋服の着脱も、かなり強引に引っ張られたり…そして脱いだ洋服は、

例え洗濯ものであっても、きっちりと畳んでから洗たく機の上に

きっちりと揃えて置かなければならない、等などでした。


ケアに入った当初、続けていけるだろうか?と、思いましたが

しばらくの期間ケアに入ると、そのご主人は一生懸命に奥さまを介助し

少しでも奥さまが「楽」であろうと言う方法を、ご主人なりに模索され、

その結果が、今の方法に至っている事が分かりました。


私がここで言いたい事は、ヘルパーさんは教室で習った事や

実際ヘルパーがする方が効率的で、利用者さんにも負担を

かけないという事が分かっていても、先ずは、ご家族がされいたケア全てを

受け入れる事が大切だと言う事です。



全てを受け入れて、そのケア方法を行うと、例えばこのケースでは、

ご主人がヘルパーを受け入れ、信頼関係が出来て、しいては

「(ご主人がヘルパーを)自分の味方だ!」と思って下さるのです。


そして、人間関係を構築していくと、今まで吐き出しにくかった心の内を

打ち明けられたり、ヘルパーのケア方法を認めて下さり、

ヘルパーの方法でケアをした方が、自分も楽であるという「受け入れ」

が出来るのです。


ヘルパーさんは、仕事に誇りを持っているからゆえに

「私はプロである」と言う意識が強い方が多いです。(自分もそうでした)


そして、その自分のケア方法を、ご家族にも

強要してしまいがちな方が、いらっしゃいます。



ですが、新しいご家庭のケアに入ると、

今までの「経験をゼロにする気持ち」が大事です。


ご家族は、長年介護をされてきて、利用者さんの身体的・精神的特徴を

熟知されています。

一方、ヘルパーさんは、その利用者さんには、初めて接するのですから、

特徴を知りません。


ですから、その利用者さんに合ったケア方法を、教授してもらうのです。



ヘルパーさんも、現場で色々と感じられる事は、たくさんあると思います。

ですが、残念ながら、ヘルパーさんは一日のうちの数時間しか、

在宅で介護をしません。

あくまでも、主介護者は、ご家族です。

そのご家族の気持ちを、受け入れる事も必要です。

ですので、ご家族様を受け入れる事が、

ヘルパーの心構えの大きな一つであると私は、思います。








テーマ:介護 - ジャンル:福祉・ボランティア

経験してきたこと | 00:26:42 | トラックバック(0) | コメント(0)
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