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胃ろう造設されたご利用者様のケア
【胃ろう造設されたご利用者様のケア】

最近、胃ろうの造設について様々な議論がなされていますが、

主治医から胃ろうの造設の説明を受けて、

初めて、胃ろうと言う言葉を知られた方や

胃ろう造設について、迷っていらっしゃる方など

沢山いらっしゃると思います。

今日は、私が在宅のヘルパーをしていた時に訪問していた

胃ろうを造設された方のエピソードを記してみたいと思います。

この記事を読んで、少しでも胃ろう造設の参考になればと思います。



[Aさん]

Aさん(女性70代)は、進行性核上性麻痺(*)と言う病気を

患っていらっしゃり、要介護度5の寝たきりの状態の方でした。

主な介護者は、ご主人で、献身的に介護をされていました。

この方には、入退院を繰り返されましたが、実質4年弱訪問しました。


ケアに入り始めた頃のケアは、食事介助、口腔ケア、排せつ介助、

そして、車いすでの外出介助(法律改正前)でした。


この時期のAさんは、何とか時間をかけながらも

ご自分の口から食事が、摂れる状態でしたが、

徐々に、食べ物がうまく喉を通らなかったり、

誤嚥性肺炎を起こされたり、また、その他の体の機能が低がり、

体力の低下が見られたため、胃ろうの造設をされることになりました。



ご主人も、胃ろう造設についてかなり様々に調べらた様子でしたが、

造設される決め手となったのが、Aさんは70代(前半)という年齢と

「誤嚥性肺炎を繰り返される」のが大きな理由だった様な気がします。


Aさんが罹っていらっしゃったこの病気は、喉の機能も低下するために、

話をする事が出来なくなったり、誤嚥を繰り返される事が多く見られました。

また、気管に入った食べ物を、咳払いをして食道や口に戻すと言う事が

難しい状態でもありました。




胃ろう造設後のAさんのケアは、

ベッド上での洗髪、全身清拭(体をふく)、口腔ケア(歯磨き)

排せつ介助(おむつ交換)などに変更になりました。

私たち介護職は、直接胃ろうに高カロリー液(以下:液)を

流し込む事が出来ませんが、

胃ろう造設部分の皮膚状態の観察は、行う事が出来ます。


その肌の状態や、液注入後のAさんの状態ですが、

Aさんは、肌が弱かったため、胃ろう造設部分の

皮膚が、赤くただれていらっしゃる事がよくありました。

見た目に、痒そうな感じでした。(あくまでも客観的に見た感じですが)


また、液注入後しばらく様子(ベッドの背もたれを上げて、30分以上)

を見ていないと、液が食道へ逆流し、口まで上がってくるとも

あるとご主人がおっしゃっていました。


私が、ケアに入る時間は、Aさんが液を注入されてから、

1時間後のケアでしたが、それでも、

口の中に液があるのを、見かけた事がありました。

そんな時、Aさんは何ともいえず気持ち悪そうな表情をされていました。




また、胃ろうは、定期的に設置した器具の交換をしなければなりませんが、

その器具をとりかえる度に、Aさんは発熱をされていました。




しかし、調子のいい時は、口からAさんのお好きなお汁粉を少し召し上がり、

その時は、何とも言えずおいしそうな表情をされていたのを

今でも覚えています。



*進行性核上性麻痺とは?(ウィキペディアより引用)
 進行性核上性麻痺(しんこうせいかくじょうせいまひ、
略称PSP (progressive supranuclear palsy))は、
視床下核、黒質など脳内の特定部位の神経細胞が減少することにより、
眼球運動障害(特に垂直方向)、歩行異常や姿勢異常(頭部や上半身の後屈)、
進行すると痴呆や嚥下困難などを起こす疾患。
特定疾患に指定されている。
パーキンソン病との鑑別が難しいことがある。




[同ブログ内関連記事]

【肺炎:誤嚥性肺炎】

【胃瘻(胃ろう)とは?】






テーマ:介護 - ジャンル:福祉・ボランティア

経験してきたこと | 00:07:13 | トラックバック(0) | コメント(2)
コメント
こんにちは
こんにちは

胃ろうの方の口腔ケアに定期的に入っています。

胃ろうの方の口腔ケアは口腔内にはり付いている痰の除去が大切なポイントですが

くるりーなブラシ
モアブラシ

などで口蓋や舌に付いた痰を除去

その後は歯間ブラシやタフトブラシで
歯頚部に付いている痰も取ると良いです。

ウエットキーピングというジェルをあらかじめ舌や口蓋に塗っておくと固くなってしまった痰がふやけて柔らかくなり除去しやすいので好評です。
2011-02-25 金 12:32:31 | URL | サヤカリ先生 [編集]
Re: こんにちは
サヤカリ先生

こんにちは!
いつも訪問&コメントありがとうございます。

この訪問していた胃ろうの方の口腔ケアは、大変でした。
呼吸のほとんどを口でされていたので、
常に口が開いている状態で、口腔内が乾燥して、
痰などが上顎などに張り付き、カピカピの状態でしたv-393

もちろん、強引にすることはせず、ふやかしながら徐々に
取り除いては行きましたが、
限られた時間の中で、その他ケア行わなければならなかったので、
いつもとりきれませんでしたv-356



サヤカリ先生が、今回も有益な情報を残して下さったので、
この記事を読まれた方の、良い情報になると思いますe-420

どうもありがとうございました。
2011-02-25 金 22:30:13 | URL | ケアウェル [編集]
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