2009-01-13 Tue
【足を温める(足浴)】
~椅子などに座わる姿勢のとれる方編(座位編)~
足浴は、入浴ができない人にとって
手軽にできる体を清潔にする方法の一つです。
また、清潔を保つだけでなく、
リラックス効果や体を温めることによる
入眠促進の効果も期待できます。
寒い冬の時期、足先が冷えている時や
お休み前にお試しください。
[準備物]
・浴用タオル1枚
・バスタオル1枚
・足が入る大きさのバケツ+バケツ半分の湯(38~40度程度)
・足し湯用(39~42度程度)
・石鹸
・軍手(滑り止めのゴムなどついていないもの)
・大きめのビニール袋(45Lのゴミ袋が良い)2枚
[手順]
①声をかけ、イスまたはベッドに腰を掛けてもらいます。
②足もとにビニール袋を、1枚敷きます。
③足をつけるバケツを、ビニール袋の中に入れ、
そのバケツの中に適温の湯をバケツの半分程度入れる。
~注意:湯の温度Ⅰ~
心地よいと思う湯の温度は、季節や好みによって違うものです。
一般的に、足先は冷えている場合が多いので
最初の湯加減は、ぬる目の方が良いかもしれませんね。
④座っている方の足の下に③のビニール袋に入った、バケツを置き
足を入れてもらいます。
そして、ビニール袋の口をひざ下あたりで結びます。
そうすることで、保温効果があり、
また、湯につかってひざ下の辺りもホカホカします!
~注意:湯の温度Ⅱ~
やけど防止のため、足を入れていただく前に
必ず介護者が手などをつけて、湯の温度を確認しましょう。
⑤バスタオルで④全体を包み、しばらく足を温めます。
これで、保温効果ばっちりです。
⑥温かい湯を足す。
⑦足を洗う。
この時、準備した軍手をはめ、石鹸で洗います。
軍手はタオルの役割を果たし、指の間など
細かいところが洗い易いですよ。
⑧温かい湯を足にかけ(上がり湯)、タオルでよく拭きます。
タオルで拭くときは、指の間も丁寧に拭いて下さいね。