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2011-03-16 Wed
【初めて介護を始める方に…】私が「介護」に初めて直面したのは、
祖母が、体調を崩した時でした。
当時は、まだ介護保険が始まる随分前で、
また、私も介護とは、全く関係のない仕事に就いていたので、
介護と言うものが、何なのかさっぱり見当がつかない状態でした。
そのさっぱり分からない状態の中で、分かったのは、
「これから、どうなるのか?」
「あ~どうしたらいいの?(どうなるの?)」
という「不安」だけでした。
私が、いくら不安な気持ちを持っていても、
日々の介護は、確実に迫ってきます。
そんな中で、当時の私が一番欲しかったのは、情報でした。
と言うのも「不安」の大きな要因は「介護」について
ど素人で右も左も分からず、この先どうなっていくかと言う
漠然とした不安が、常に付きまとっていたからです。
なので、私のこの経験を通して、これから介護が始まる方の
最初の一歩を、記してみたいと思います。
[介護を受ける人の状態を整理する]
介護を受ける人が、
どんな理由で介護が必要になったのか?や
現在の状態を、出来るだけ客観的に整理します。
(例)
●自宅内で転倒して、骨折をしてしまった。
●会話の内容や行動が、いつもと違い認知症のような症状が出た。
●脳梗塞などを患い、後遺症で麻痺が残った。
●老衰で歩行などが困難になり、転倒が目立ってきた。
●一人でお風呂やトイレに入れなくなってきた。不安になってきた。
●食事を自分で作る事が、出来なくなってきた。
●今まで一人で出来ていた、身の回りの事が出来なくなってきた。
この時、頭の中で覚えておくよりも、紙に書き出す方がより整理できます。
[介護相談…先ずは行政の窓口へ]
現在では、介護保険がある程度認知され、漠然とでも
「必要になれば、介護保険でサービスを受ける事が出来る」と
思っていらっしゃる方が多いと思います。
もちろん、必要な手続きをとればサービスを受ける事が出来ますが、
しかし、全ての人が、希望のサービスを受けられると言う訳ではありません。
また、今日申し込めば、明日からすぐにサービスを受けられる!と、
言う訳でもありません。
そこで、先ず一番最初の相談窓口は、
「地域包括支援センター」または
ご自身が暮らしていらっしゃる「自治体の高齢者の方の担当窓口」に
相談しに行かれることが良いと思います。
そこでは、介護保険サービスの説明をしてくれると思います。
その時に介護を受けられる方の「介護保険被保険者証」を
持っていかれる事をお勧めします。
この介護保険被保険者証は、原則65歳以上の方は、
その方のお住まいの自治体から、送付されてきます。
(同ブログ内関連記事)
【介護保険利用の第一歩】
【地域包括支援センターとは?】
【介護…最初の相談窓口】
【要介護認定の申請と審査】
[介護保険以外の介護サービスについて]
介護保険はその保険の性質上、希望するサービス全てを受ける事が出来ません。
しかし、介護保険で、希望するサービスを受ける事が出来なくても、
自治体(社会福祉協議会:社協)や各地域のNPO法人などが
提供しているサービスが結構あるものです。
これらは、全額自己負担にはなりますが、
比較的、低価格でサービスを受ける事が出来ます。
これも、地域包括支援センターや自治体の窓口で調べる事が出来ます。
(提供サービス例)
・家事全般(掃除、洗濯、調理、買い物、その他)
・身体介護(買い物の同行、散歩などの外出介助、等)
・見守り(介護保険では出来ない長時間の見守り)
・話し相手
・その他
◆自治体へ相談へ行く時のポイント!
残念ながら、自治体の窓口は、相談者側が質問をすると
答えてはくれますが、相談の窓口に立った人から、
良いアドバイスや積極的な提案を受ける事は、あまりありません。
ですので、相談に行く際には、質問事項をメモで良いので
書き挙げておくことが大切です。
[主治医にも相談を]
体調不良や病気が原因で、介護が必要になる方がほとんどだと思います。
介護サービスを受けるにしても、介護サービスを受ける方の体調が
どのような状態なのかを、知る必要があります。
これは、出来ればご本人だけが話を聞かれるのではなく、
ご家族の方も、一度は、主治医の先生と話をされた方が良いと思います。
一度でも、先生と話をしておくことで、
その後の連携が取りやすくなると思いますので、お勧めします。
初めての介護は、戸惑われる事が本当に多いと思います。
また在宅での介護は、自宅内で行われる事が多く
どうしても、ご家族に負担が大きくかかってきます。
そこで、私の持論。
「出来るだけ協力者を多く見つけ、
その方たちに、出来る事はしてもらう」です。
そして、ご家族はご家族にしか出来ない事を、
担われる事が良いと思うのです。
それは、介護が長く続くと、
介護を担っているご家族の、閉塞感や孤独感が付きまとうからです。
少しでも介護を一緒にになってくれる協力者がいることで、
話(話題)を共有することが出来ますし、例え一言でも自分の心の内を
第3者に話す事が出来るからです。
介護を受ける方だけでなく、介護を担われる方の心身共の健康も
私は大事だと思います。
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